- 出版元Webページ:
https://gihyo.jp/book/2019/978-4-297-10623-2 - 執筆陣によるサポートページ(GitHub):
https://github.com/neko9laboratories/tcp-book
■総論(総合所見)として
- 「TCP/IP」ではない。「TCP」だけに完全に特化した本だ。
- おもしろかった。後半の詳細部分には目を通しはしたが,かなりの流し読み/ナナメ読みだったけれど。
- これは入門書ではない。タイトルには「入門」と付いているが絶対に違う。
- でも,書籍という形にまとめて出版する価値は十分にある内容。
- でも,大学の専門課程で担当教授が指定する教科書じゃないし,どれだけの人がこの本を購入してくれるのか,とても心配。
- マーケティング的にもそんな心配をしたかもしれない。だからこそ書名に「入門」を付けたのだろうか。いや,それじゃあ欺いたことになっちゃうから,もしかしたら本当にこの内容が「入門」だと思ってたんだろうか。
■OSS視点から…
本書はTCP特化ではあるが,TCP/IPというプロトコルは規約(インタフェース)も,設計(アルゴリズム)も,実装(プログラム)も,ほとんどすべてがオープンな状態で発展してきた。TCPの輻輳制御という,とてもニッチな世界でも同様だと言うことがよくわかる。性能だけではなくて,相互運用性(Interoperability)の良否も,新しく登場した技術の優劣に影響している。- なぜオープンにするのか? (ねらい,もう的は何か?)
- (ねらいや目的のためには) 何を/どこをオープンにすべきか?
- それらのオープン性を維持して,どのように維持,発展させるか?
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