ところで,RFCの番号って,几帳面にきっちりと順番に使っているわけでは無い。大物RFCにはキリ番を使うことがある様だし(RFC 8200とか),規格のバージョンアップの際には旧番号から覚えやすいものにすることがある(RFC 822 → RFC 2822など)。
…ということは,ところどころ虫食い状態で空き番号がたくさんあるんじゃないかな?と,ふと思った。
RFCの一覧ページはこれ:
https://tools.ietf.org/rfc/
これを眺めると,ところどころに「Not Issued」となっている番号があるので,虫食いになっているのはたしかなようだ。無効化(Obsoletes)されたRFCもたくさんあるけれど,一度は使われた番号だから,これについては「使った」ということでいいだろう。
もう1つの一覧形式で,Mini-Indexページなるものがあった:
https://tools.ietf.org/rfc/mini-index
ぱっと見で,虫食い状態がわかる。言い換えるとそれしかわからない。
上記のMini-IndexのHTMLを解析して,具体的にどれくらい虫食いなのかを調べて見た。単なる酔狂でしかないけれど。
結果(RFC 8754まで)
個数 RFC番号こうしてみると,最初の999番までが一番大雑把だ。
735 8000番台
996 7000番台
973 6000番台
971 5000番台
973 4000番台
982 3000番台
1000 2000番台
995 1000番台
933 999番以下
RFC化の検討に入ったけど最終的に発行されないものもあるから,2000番台の様に完全に埋まることは珍しいと思う。そういう意味では,まぁまぁ,几帳面に番号割当てをしていると思っていいのだろう。
さて,RFC 10000に到達するまで残り約1250。そこに達するのは,だいたい4年ちょっと後の2024年頃だろうか。
【参考: カウントスクリプト】
: count.sh
# https://tools.ietf.org/rfc/mini-index
cat tools.ietf.org_rfc_mini-index.html | sed -n -e 's|<a class="attribute-value">\([0-9][0-9]*\)|\
<a class="attribute-value">\1|gp' |
sed -n -e 's|^.*href="view-source:https://tools.ietf.org/html/rfc\([0-9][0-9]*\).*$|\1|p' |
sed -e 's|[0-9][0-9][0-9]$|000|' -e 's|^[0-9][0-9]$|<1000|' -e 's|^[0-9]$|<1000|' -e 's|^000$|<1000|' |
uniq -c
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