でもね,なんか怪しいというか,スッキリしないというか,モヤモヤ感が残るので,このあたりのことについて徐々に調べつつある。今回はその中間報告。でも,だいたいの大筋は見えたように思う。
◆Wi-Fi 6にまつわる疑問
《疑問 1》「Wi-Fi」ってWi-Fiアライアンスが認証した機器に付ける“ブランド”じゃ無かったの?《疑問 2》「Wi-Fi 6 とは IEEE 802.11ax のこと」は本当なの?
◆《疑問 1》について:
Wi-Fi 4/Wi-Fi 5/Wi-Fi 6 は自由に使って大丈夫。Wi-Fiアライアンスは,これらの呼称をアライアンス会員じゃなくても広く使うことを認めている。◆《疑問 2》について
「Wi-Fi 6 ≒ IEEE 802.11ax」と言って良さそうだ。IEEE 802.11n,IEEE 802.11ac,IEEE 802.11ax,といったIEEEの規格番号が「使いにくい」のを解消するのを意図したものだから。ここで,「=」じゃなくて「≒」としたのには理由があるが,これについては面倒くさいので割愛する。「Wi-Fi 6に対応している」と言った場合には「IEEE 802.11axに対応している」ことを意味するのは間違いない。(論理に敏感な方はこの言い回しでだいたい想像してもらえると思う)。◆しかし新たな問題が…
ところで「Wi-Fi CERTIFIED 6」というのもある。これこそがWi-Fiアライアンスの真骨頂というか,認証プログラムに合格した製品が名乗ることができる「お墨付き」。Wi-Fi CERTIFIED 6は認証を通ったかどうかを示すもので,中身がWi-Fi 6 (≒IEEE 802.11ax) であれば良かったのだけれど,話はそう簡単じゃ無い。
Wi-Fi CERTIFIED 6の要件には,IEEE 802.11axに含まれない事項も含まれている(たとえばWPA3など)。
つまり,
『 Wi-Fi CERTIFIED 6 ≠ IEEE 802.11ax 』。
したがって(ちょっと雑だが),
『 Wi-Fi CERTIFIED 6 ≠ Wi-Fi 6 』。
うむ。新たな混乱の種を蒔いてしまったような気がするが…。
この問題については,追加情報を収集して書いていくつもり。
◆ネタ元
『Generational Wi-Fi User Guide』,Wi-Fi Alliance( https://www.wi-fi.org/ja/discover-wi-fi からリンクしている)。
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