HTML標準の元締め問題が決着したらしい。
「合意した」のは正しいだろうが,
1. HTML標準を「W3Cが決めていない」ことになんとなく違和感
2. 標準としての厳密性というか,適合可否の判断がしにくくなってないかという懸念 (主に「Living Standard」という位置づけにしたことによる)
感想がどうも年寄り臭い気もするが…。
これからは,「HTMLの標準(=Standard ≒規格)ではどのように決まっているのか?」を,標準の原典の記述を確認しようと思ったときに…
「合意した」のは正しいだろうが,
1. HTML標準を「W3Cが決めていない」ことになんとなく違和感
2. 標準としての厳密性というか,適合可否の判断がしにくくなってないかという懸念 (主に「Living Standard」という位置づけにしたことによる)
感想がどうも年寄り臭い気もするが…。
参考:
- https://www.publickey1.jp/blog/19/htmlw3cwhatwgwhatwghtml.html -- 「HTML標準仕様の策定についてW3CとWHATWGが合意発表。今後はWHATWGのリビングスタンダードが唯一のHTML標準仕様に」
- https://japan.cnet.com/article/35137662/ -- 「HTML標準めぐりブラウザー業界団体とW3Cが合意--主導権は業界側に」
これからは,「HTMLの標準(=Standard ≒規格)ではどのように決まっているのか?」を,標準の原典の記述を確認しようと思ったときに…
- HTML5からは (本来は「5」の数字を付けるべきではないのだろうが),WHWATWGが発行している文書を原典とするのが適当の様子。ただし,「Living Standard」と言っている様に頻繁に更新されるので要注意。
- HTML4までは,従来通りにW3Cの標準文書を原典とするので『も』支障は無いだろう。(たぶん,変わらないから)。
- IETFのRFCは,HTML標準全体を扱ったものは無い様子 (超古いものは除く)。
- HTML標準に言及するときに,「HTML 4.x」や「HTML5」の様にバージョン番号を付けるのが適切か否か? → 現時点(2019年5月)では付けた方がいいだろう。ただし,今後はわからない。
- 上述のように「Living Standard」なので,いつの時点の標準を参照したのか,日付を付記するべきかもしれない。実際,このメモを書いている5月下旬にWHATWGのページをアクセスすると,毎日「Last Updated」の日付が変わっている。
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