https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=17353
おもしろい本だったのはたしか。
私のように20歳前後のほんの数年間だけ京都に住んだ者には,洛中から見た洛外の差別感は「知らない世界」だった。まぁ,そんなこともあろうかという感じは,なんとなくわかるが。とはいっても,まぁこれは「へぇ〜」っていうだけのこと。「山科なんかに行ったら東山が西に見える」には笑ったが。
二番目当たりの話題,ブラジル?あたりで「キョート」か「キヨート」が,害虫駆除業者の大名刺になっているというのも,おもしろいけど,それまでかな。
大げさな書き方をすると,真骨頂はそれ以降。
・坊主が袈裟でオネエチャンのいる店に出入りして,京都の夜の町を支えている,とか。
・自社仏閣が撮影料や掲載料として相場に沿った決まった額をメディアからふんだくっている,とか。
・(この本に似合わずというのも失礼だが),高尚な話になって,権力闘争に敗れた人の怨念を鎮めるための寺社論とか。
この本はオーディオブックを聞いたのだが,いちばんおかしかったのは,あとがきの部分。「七は『ひち』である」という話。ナレーターが「しち」と「ひち」を一生懸命に読み分けようとしているのだが,まぁ,無理。まさかオーディオブック版になることを見越してこのネタを仕込んでおいたわけでは無いのだろうが。
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おもしろい本だったのはたしか。
私のように20歳前後のほんの数年間だけ京都に住んだ者には,洛中から見た洛外の差別感は「知らない世界」だった。まぁ,そんなこともあろうかという感じは,なんとなくわかるが。とはいっても,まぁこれは「へぇ〜」っていうだけのこと。「山科なんかに行ったら東山が西に見える」には笑ったが。
二番目当たりの話題,ブラジル?あたりで「キョート」か「キヨート」が,害虫駆除業者の大名刺になっているというのも,おもしろいけど,それまでかな。
大げさな書き方をすると,真骨頂はそれ以降。
・坊主が袈裟でオネエチャンのいる店に出入りして,京都の夜の町を支えている,とか。
・自社仏閣が撮影料や掲載料として相場に沿った決まった額をメディアからふんだくっている,とか。
・(この本に似合わずというのも失礼だが),高尚な話になって,権力闘争に敗れた人の怨念を鎮めるための寺社論とか。
この本はオーディオブックを聞いたのだが,いちばんおかしかったのは,あとがきの部分。「七は『ひち』である」という話。ナレーターが「しち」と「ひち」を一生懸命に読み分けようとしているのだが,まぁ,無理。まさかオーディオブック版になることを見越してこのネタを仕込んでおいたわけでは無いのだろうが。
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