AI時代に向けたオープンデータ化とオープンデータの活用の推進
【主催者による概要など】
【メモ&コメント】
- テーマは「オープンデータ」。タイトル頭の「AI時代の」は、ほぼ内容には関係無い。「○○時代の」と付くときはほぼ客引きの装飾でしかない。
- 全体をまとめると、「オープンデータ×○○業界」。(最後の犯罪予測は業界じゃないかもしれないが)。
- いろんな業界からの取り組み方や狙いどころの話を聞けるのは、やっぱり興味深い。
(概要) 東京大学大学院情報学環/ユビキタス情報社会基盤研究センター 副学環長・教授/センター長 越塚登 氏
【メモ&コメント】
- この講演というか導入スピーチはAIをからめてきた。「オープンデータ×AI」。最近は、なんでも○○×△△。まぁ、私らも使うけど。
- オープンデータに必要なこと= プログラムが書きやすいこと、データ形式、API、ライセンス、データの量、品質、etc。←なるほど。
- 日本のオープンデータは,
- (1) data.go.jpというサイトに情報が集まっている。 「でもPDFが多い」らしい。
- (2) 諸外国と違って交通機関が民間企業で、オープンデータとして出てきにくい。
(基調講演) 理化学研究所革新知能統合研究センター/東京大学 センター長/教授 杉山将氏
【メモ&コメント】
- 機械学習(ML)のおさらい講演。
- 適用分野によっては教師付き学習のデータが取りにくい。医療とか。
NTTドコモ 法人ビジネス本部IoTビジネス部 先進ビジネス推進担当部長 那須和徳 氏
【メモ&コメント】
- 「AIタクシー」=ドコモが商用サービス化済。乗客数(密度?)の的中率95%。
- 自社データ(携帯電話分布)+他社データ(taxi走行)+オープンデータ(気象とか)を組み合わせる。これにより近い未来(少し先の時間)の予測に。
- 移動手段+観光施設(商業施設)をタイアップさせて、MaaSへ。横浜で実証実験中(無料バス)。
株式会社ローソン 経営戦略本部 副本部長 秦野芳宏 氏
【メモ&コメント】
- 業種特有の事情話はおもしろい。
- 目標はリテール業の問題解決に役立てること
- AIによる変革→→チェーンストアそのものの改革につなげられるはず。
- 考え方の基本は、「ある1店舗の成功ノウハウを他店にも広げる」。これまでは、これを人手(指導員)がやってた。→AIで実現していく。
- 実績: 2015年に発注を自動化(機械学習)。
- でも、人による工夫や意思も、やっぱり大事。{←最後にきれいにまとめてきた}
株式会社Singular Perturbations 代表取締役 梶田真実 氏
【メモ&コメント】
- 犯罪予測までも、オープンデータを使って、民間が事業として行う時代。ある意味でマイノリティレポート(映画)の世界を超えているとも言える。
- この会社では、犯罪予測情報を「クライムナビ」というスマホアプリで提供することを準備中とのこと。
- 犯罪の発生データはオープンデータとして公開されつつあるのが世界の潮流らしい。日本では(東京では?)ようやく翌月に1ヶ月分が出てくるようになったが、諸外国(先進国だろうが)では翌日には公開されるところがいくつもあるとか。
- そんなこんなで、日本でも「犯罪予測ベンチャー」がたくさん登場しつつあるらしい。
- ただ、日本ではデータというものがなかなか出てこない。オープンデもクローズでも。犯罪データに限らず他の分野でも。データ分析の手法を開発する能力がある人たちがいるのに、その人たちがデータに触れることができない。「改善してほしい」と。
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